柳川・佐世保

最終更新日 2010年1月30日

一昨年の松江に味を占め、1月の成人式の連休、さっと旅行してきました。

マイルが貯まっていたのでどこにしようかと地図を見て、雪が降っているのも面倒だな、と思い九州に決定。直前に決めたので便が多い福岡しかとれず、それも土曜日の午後について、月曜日の午前に出発する便になってしまいました。その中で、どこに行けるかと地図を見てまた考えて、1泊目は佐世保、2泊目は福岡に決定。

飛行機は直前だったため、便数が多い福岡くらいしかとれず、それも土曜日の午後に着き、月曜日の午前に出発するものになってしまいました。

短くて忙しい旅行ですが、柳川・佐世保は独特の雰囲気があって気に入りました。

2010年1月9日(土) 柳川・佐世保

JAL323便で東京羽田12:30出発。空港で各方面行きの表示を見ると連休なのに空席がある便が多かった。福岡空港14:25着。

すぐに地下鉄に乗って天神で西鉄へ乗り換えて柳川へ。

堀割の川下り

駅を降りると案内所のようなところがあって、堀割の川下りのチケットを売っているようなのでそこで購入。受付の女性が電話して時間を確認し、迎えが来るまで待つように言われた。

しばらくして迎えのバスが来たが乗ったのは1人。乗り場まで行くとまだ時間があるというので、三柱神社に参拝。初詣になった。

時間が来て乗ると、やっぱり一人。川下りは日没までらしく、多分一番最後だったせいか、空いていて、伊藤さんという船頭さんに乗船者私一人。

堀割、結構浅い。船はどんこ船というのだが、棹で川底を突いて進むようだ。船にはこたつがあってのんびりと回れる。

堀割は柳川城のお堀を兼ねているということで、川とのしきりに水門がある。これを閉じることによって、水抜きをすることもできるらしく、年に一度は実際にやるらしい。

水はお世辞にもきれいとは言えない感じですが、生活にも使われていたらしく、岸の家には堀に向けて階段がついていたりする。また、岸を見ると水平に線がついていて、結構水位の変動があるようだ。九州が大雨だった際はあふれたらしい。

岸沿いにはどんこ船向けの店があって、乗船客のために飲み物やおつまみを売っている。ビール・・・にも引かれたが結構寒くなってきたので、一軒目ではココア、二軒目では明太子ちくわを購入。

まったくスケジュールの都合で夕方遅くになってしまったのだが、ちょうど日が落ちて夕焼けになっており、それはそれでなかなか良い景色だった。

冬なのでサザンカが咲いていましたが、季節季節でいろいろな花が咲くとのこと。柳川は北原白秋のふるさとということで、岸にはところどころに短歌の石碑がある。また、それに限らないが、船頭さんも歌ってくれる。これも独り占め。

ちなみにこの堀割、かつては暗渠化するという話もあったのですが、今は観光資源になっています。

船は御花と呼ばれる邸宅まで行っておしまい。でも、ぐるりと周囲を回ってもらったので静かな雰囲気も堪能できました。御花近くには何かと話題の「かんぽの宿」があります。この建物、カッパをイメージしているらしいですが、見て分かりますか?

ただ、同じ船なら、松江の方が風景も水もきれいだったかな。

せいろ蒸し

船を下りると日も暮れて寒いくらい。降りたところの店で鰻のせいろ蒸しを食べました。

寒かったので暖かい食べ物がうれしい。このせいろ蒸し、ご飯にも味がついていておいしい。結構甘辛い味。

佐世保の夜

せいろ蒸しの後、タクシーで西鉄柳川駅に戻り、西鉄で大牟田まで行ってJRに乗り換え、リレーつばめで鳥栖まで行き、特急みどりに乗り換えて佐世保に21時過ぎに到着。

すかさず松浦鉄道というワンマンのローカル鉄道に乗り換え、1駅の佐世保中央駅で下車。駅を出た商店街を歩いたが道が分からなくなったのでホテルに電話して教えてもらってチェックイン。

ピアノバー

風呂に入って一息ついて、ちょっと1杯飲もうと思ってホテルにあった雑誌に載っていたピアノバーへ。結構繁華街も人が多くて活気があり、居酒屋やラーメン屋が多い様子。

バーでビールを飲んでいてマスターと話すと、魚釣りの話になって磯釣りで大きな魚を釣った写真や記事をたくさん見せてもらいました。実は静岡出身なんだそうです。

そうこうしているうちにカウンターで隣で飲んでいた人も含めた話になり、佐世保バーガーの店に連れて行ってもらうことに。

佐世保バーガー

タクシーで佐世保バーガーのブルー・スカイという店に。ここ、夜しかやっていないそうです。つまり、飲んでラーメンという代わりにハンバーガーを食べるのでしょうか。店のおばちゃんは愛想が悪いという話でしたが、本当に愛想がありませんでした。悪気があるのではなく、そういう人みたい。でも、味は良かった。

外国人バー

佐世保バーガーの次は、さらに外国人バーに連れて行ってもらいました。

佐世保は外国人が多く、外国人ばかりのバーがいくつかあります。支払はキャッシュ・オン・デリバリー。となりの男はコロンビアから来たそうです。このあたりから記憶が曖昧に。

結局閉店までいて、歩いて近くのホテルに戻りました。

2010年1月10日(日) 佐世保・有田

翌日曜日はひどい二日酔い。朝起きたら服を着替えずにベッドの上で寝ていたのでとりあえずむりやり朝食を食べてから二度寝し、チェックアウトの11時になんとかホテルを出発。

昼に見てみると佐世保の町は山に囲まれている様子。

また、中心部のアーケードはシャッター街になっていないということで地方の成功事例になっているとのこと。外国人も多く、店も日英併記の看板を掲げていたりして、なんとなく沖縄で感じるようなインターナショナルな感じがします。

商店街を通って駅まで歩くとスーツや振り袖の新成人が。どうやら日曜日にやるようです。ちなみに後で新聞を読むと、佐世保の成人式でも荒れる成人がいたらしいですね。

九十九島

駅からバスで西海パールシーリゾートまで行って、九十九島の遊覧船。ちょっと曇っていたのが残念ですが、海の水の色は本当にきれい。

ところどころに磯釣りをしている人が見え、また、海では真珠の養殖も行われています。

遊覧船乗り場付近は西海パールシーリゾートと呼ばれ、結構観光客も多く賑わっていました。水族館もあるのでさっと見学。

海上自衛隊佐世保資料館

バスで町の中心部へ。途中で大きなクレーンが並ぶ地域があって、佐世保が造船で成り立つ港町であることを感じさせます。

商店街まで行く少し前でバスを降り、海上自衛隊佐世保資料館を見学。

自衛隊の施設で入場料もいりませんが、結構まじめな展示で、明治維新から、日清戦争、日露戦争、そして太平洋戦争までどのように海軍、海上自衛隊が歩んできたかわかります。南極に行っているしらせは海上自衛隊の船だとは知りませんでした。

有田

再び佐世保駅まで歩いて戻って特急みどりに乗り、有田駅で下車。上有田駅まで一駅歩き。国道沿いにぽつりぽつりと焼き物の店がありますが、歩くと言うより来るまでくるところかも。あまり観光客もいなかった。

上有田駅から電車に乗り、武雄温泉で特急みどりに乗り換え、20時過ぎに博多着。

博多

さすがに二日酔いはなくなったものの弱っていたのでホテルにチェックインした後、ラーメンを食べて就寝。日曜日って屋台はお休みのようです。

2010年1月11日(月) 福岡

朝ホテルをチェックアウトし、歩いて櫛田神社まで。福岡はこの日が成人式らしく、美容室で準備をする女性も見かけたし、櫛田神社にもスーツ姿の若者がたくさんいました。

地下鉄で福岡空港に行き、JAL316便で11:00発、羽田に12:30について帰りました。

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