ヨルダン

最終更新日 2013年7月15日

2013年5月にイスラエル旅行で訪問。

現在イスラエルとの関係は安定しており、ペトラ遺跡にはイスラエルからツアーで訪れることができる。

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国について

国の概要

国の概要
国名ヨルダン・ハシェミット王国(日本語)、Hashemite Kingdom of Jordan(英語)
国土西にイスラエル、来たにシリア、北東部にイラク、東にサウジアラビアに面している。紅海に唯一の港アカバを持つ。
気候西部はCs、内陸はBS、南東はBW。国土の大部分は砂漠。
ヨルダン川西岸地区はもともとヨルダンの領土だったが、1967年の第3次中東戦争でイスラエルに占領され、1988年に統治権を放棄している。
人口約632万人(2008)。
民族アラブ人。
宗教イスラム教を国教とする。スンナ派が多い。キリスト教徒もいる。
首都アンマン
経済状況一人当たり国内総生産5,314ドル(PPP,2008)。
時間UTC+2。

言語

公用語はアラビア語

通貨

ヨルダン・ディナール(JOD)。2013年時点で1JOD=140円。

ビザ

国境で1か月滞在可能なビザを取得できる。

関連リンク

Wikipedia

ヨルダン

ペトラ

トルコを旅行したときに会った旅行者が、今まで行った中で一番良かったと言っていたのがこのペトラ遺跡。もちろん世界遺産。インディ・ジョーンズの撮影場所としても有名だそうだ。

イスラエル旅行の途中、2013年5月1日(水)にエイラットから日帰りで訪問。

エイラットからそれなりに距離があるので、日帰りでは少ししか見られず、ちょっと消化不良。

Wikipediaのペトラ情報

ペトラの日帰りツアー

予約

イスラエルに行ったついでにエジプトのシナイ半島、ヨルダンのペトラ遺跡に行こうと思って、旅行前に日本からTour Plan Israelという旅行会社の現地ツアーを申し込んだが、シナイ半島はエジプト情勢が不安定なので中止しているという返事が来てしまった。確かにモルシ大統領の失脚直前であったが、海外安全情報を見ると治安が悪化していた。ということで、ペトラ遺跡の日帰りツアーのみ。

出発

2013年5月1日(水)にエイラットのホテルに送迎が来て、7:30に出発。近くのホテルでアメリカ人夫婦が合流してアカバの国境へ。さらに、国境で日本人二人が合流。送迎してくれた担当者とはここでお別れ。

イスラエル側の国境を越え、さらにヨルダン側の国境を越えて新しい担当者と合流。

ミニバスに乗って出発。まずアカバを通過。ここはヨルダンが自由貿易区として開発に力を入れているということで、工事をしている広大な区画があった。まだあまり人は見なかった。

ベドウィン

海を離れて幹線道路へ。道路沿いで、一人のベドウィンがいるところで休憩。ラクダを見たり、飼っている小動物を見たりして、入れてもらった紅茶にラクダの乳を入れて飲んだりした。

ペトラ遺跡

アカバからは砂漠が続くが、緑に覆われた丘のようなところもある。結構時間がかかるが、ようやくペトラ遺跡に到着。

ペトラは紀元前1世紀頃からナバテア人が住み始めて、交易の中心都市として栄えた。その後ローマ帝国の支配下となった。ペトラがこの位置にあるのは加工しやすい石に恵まれていることもあるし、水があったためらしい。

入り口

チケットを渡して入り口に入るといきなり遺跡が・・・という訳ではなく、結構歩く。まず、日差しが強い坂道をてくてくと降りていく。ここでも、両側の岩に人間が加工した跡が見える。横を観光用の馬が走っていて、それに乗ってこの道を行くことができる。行きか帰りのどちらかの片道の馬はチケットに含まれているらしいが、チップを要求されるので結局ただではない。なので歩き。

スィーク

坂道を降りきると、今度はスィークと呼ばれる両側が絶壁の細い道に入る。路地の一部にローマ時代のタイルが残っていたり、水道の跡が残ったりしている。

ここは馬車でも通ることができて、観光客を乗せた馬車が勢いよく走っている。

アル・ハズネ

スィークの最後まで行くと、いきなりアル・ハズネと呼ばれる神殿の跡が現れる。ここはちょっと興奮する。この建物もペトラが発見されたときはかなり崩れてしまっており、その後に修復されている。よく見ると修復された部分があることがわかる。

王家の墓

さらに歩いて行くと、ローマ円形劇場を左手に通り過ぎ、少し開けた場所に出る。まだまだ奥があるが、今回の日帰りツアーではここまで。王家の墓と呼ばれる遺跡が並ぶ。よく見ると建物部分と下の基礎部分では様式が異なり、アーチを並べた下の部分は後からものとのこと。

ここから振り返って見下ろした景色はなかなかのもの。

昼食

まだまだ奥があるが、時間が限られているため、来た道を折り返して歩き、入り口まで。自由行動だったので5人揃うのを待ち、車で近くのレストランまで行って昼食。

国境を越えてホテルへ

また車でアカバの国境まで戻ってきた。国境はすんなり通れるかと思ったらなぜか封鎖されていて通れない。ガイドもこんなことは今までないと言っていたが、仕方ないので待っているとようやく再開。イスラエル側の問題だったらしい。

ヨルダン側の国境を越え、イスラエル側の国境へ。よく見るとこの間の部分には地雷が埋まっていると書いてある。イスラエル側の国境で荷物検査をしてから通過。

イスラエルの入国の際にはパスポートにスタンプは押されなかったが、ここではしっかりとスタンプを押された。作ったばかりのパスポートだが、アラブには行けなくなってしまった。

日本人旅行者と別れ、アメリカ人夫婦とタクシーでエイラットのホテルまで戻ってツアー終了。

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